りんご、バナナ、ナッツ
世界中にりんごはある。
甘いのは日本が開発した。
しかし、いつのまにか、カビや菌に弱くなってしまった。
農薬なしでは栽培できない。
奇跡のリンゴの木村秋則さんや
何人かが無農薬リンゴをつくれるだけだ。
土づくりが基本だ。
雑草が枯れてミネラルに変わる。
それを繰り返しながら、
土壌の菌を森のように変えていく必要がある。
肥料が与えられないと覚悟を決めた木が、
根を深く広くはる。
肥料を人間が与えてしまうと、
木は根をはることをやめてしまう。
後は、木に声をかける。
元気かあ。どうだあ。いいねえ。そうかそうか。
うんうん。これから寒くなるからね~。頼むぞ。ありがとう。
助かるよ。おかげさま、ごめんね~。
いろいろ話しかけるんだ。
犬も猫もそうだけれど、木も聞いている。
オカルト?
そうじゃない、生命体は、
言葉の波動を理解するんだよ。
車だってそうさ。
新しい車を欲しがると、今の車が故障するんだ。
ご主人様がイライラしてるとパソコンだってフリーズする。
機械でさえ、
ネガティヴトーンとポジティブトーンを判断している。
証明しなくたって、感覚を研ぎ澄ませば分かるんだ。
それが素粒子反応だからね。
ああ、リンゴ。
アダムとイブが食べたのは、
リンゴじゃなくて本当はバナナらしい。
バナナは、小麦、コメ、とうもろこしに次ぐ生産量だ。
安定して安いのは、コーヒーやチョコレートと一緒で、
最低級の賃金で働いている人がいるからだ。
それを知るとバナナに感謝の念が湧く。
熟さないように化学物質が使われるが、
いつも安定して同じ時間で熟してきてお店に並ぶ。
世界には野生種を含む1000種類は品種があるという。
昔、マクロビオティックで、
日本人はバナナを食べない方がいいと習った。
それで身体を冷やすと信じていたが、
そうではなかった。
僕の身体の遺伝子に
アフリカや南国の遺伝子もあるから、
身体は冷えない。
人間はいろんなこと考える。
それだから面白いのだが。
肉食においても倫理的に考えれば、
食べない方がいいという考え方もある。
ときどき肉を食べたら
血液がドロドロになって
ガンになるという記事もあったりする。
極限の世界では、人間食も生き残るためにあったりする。
穀物食であれば、
5分の1から10分の1の土地で済むという考え方もある。
ああ、バナナ。
世界中で化学物質はまかれる。
生産者は一箱で1ドルしかもらえない。
彼らがぶっ叩かれて、僕は1本1ドルで買ったりする。
世界にはまだ搾取な世界が当たり前にあり、
僕らは、化学物質を空からまかれているが、少しは幸せだなあ。笑
ナッツだってそうだなぁ。
タネに恋して、塩つけて食べているのは僕。
100円菓子からみれば高く感じられるが、
その生産者になってみれば、こんなに栄養があって、
いい油が取れる食品はない。
僕の健康が、
世界の生産者の低賃金でもたらされるのは、
ちょっとがっかりだが、
僕はそんな世界を少しは変革していく意識がある。
まだ行動はしていないが! 笑
僕は自分に言い聞かせる。
あきらめてはならない。
頭の隅に置いて、いつか行動しよう。
たった1人でも
たった100人でも
異端の審問よりは気が楽だろう。
目の前のバナナ、リンゴ、ナッツにはみな果てしない物語がある。
僕には少ししか今は見えないが。