土と身体は似ている。

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土と身体は似ている。

相似形。

主人がやることは

ただ、自然のものをかじって、腸まで送り届ける。

 

細胞さん

常在菌さん、バクテリアさん

ミトコンドリアさん

トランスミッターさん

ホルモンさん

彼らに任せよう。

 

 

 

 

 

「役割」

野菜の栽培に失敗すると、

人はすぐに土作りが出来てないからと考える。

 

僕は、

このすべての原因を土作りと思ってしまう事が、

無肥料栽培の難しさに繋がるのだと思っている。

 

人に土なんか作れない。

この根本的な事を忘れているからダメなのだ。

土を作ってるのは、

あくまでも草や虫や微生物であって、

人は作られた土を利用しているにしか過ぎない。

 

土作りという発想は、

引き算と足し算から始まる。

草を引き、虫を殺し、苦土石灰を足し、肥料を足す。

それを土作りと思い、ひたすら何が邪魔者なのか、何が足りないかを考える。

 

それこそが、

自然の力で育とうとしている植物の成長の邪魔をしているという事なのである。

人の手で作物を育ててやるという驕りからくる発想でもある。

 

何をしなければならないのかは、とてもシンプルである。

 

そこに現れる者たちの役割を知る事。

その一点のみだと僕は考えている。

 

草を見ると、畑によって様々である事が分かる。

その差は地域差だけの話ではなく、

その草が生えてくる理由がその畑によって違っているからだ。

 

背の高い草が生えれば、

土が固い事を教えてくれ、背の低い草で覆われれば、

土を守ろうとしている事が分かる。

 

マメ科が多ければ窒素が少ない事を教え、

地下茎の草が多ければ土壌の酸度が狂ってる事を教えてくれる。

 

アブラムシが来れば、ミネラルが足りない事を教えてくれ、

青虫が多ければ、土にリン酸が足りない事を教えてくれる。

 

オオニジュウヤホシテントウが多ければ風通しが悪い事を教えてくれ、

ネキリムシが多ければ、風が強くて寄生蜂がいない事を教えてくれる。

 

これらは一例ではあるけど、

こうやって自然はそこの環境をちゃんと教えてくれている。

あとは人間たちがそれをどう解釈し、

何をしてしまったがために作物の成長を

邪魔してしまったかを知る事だけである。

 

植物は、成長する事を諦めるのは当たり前の事である。

それは動物とは全く違う一面でもある。

 

彼らは成長を諦める事で、自分の役割を見つける。

種を残す個体がいて、土に戻って次の植物が成長するための糧となる個体がいる。

それが役割というものである。

 

土を作っているのは植物であり、虫であり、微生物たちである。

この事を理解すると、無肥料栽培への道が拓かれる。

 

人は、そこに現れる現象を観察し、

メッセージを汲み取り、少しだけ手を加えて、

人の手で加速させてあげるだけなのである。

※無肥料栽培を実現する本

https://www.amazon.co.jp/dp/4865461531/

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