ローカルなバスだ
おばさんが乗れって言うからバスに乗ってしまった
たぶんどっかで乗り換えだ
運転手に携帯を見せて確認
何か言うが言葉は分からない
いろいろ言ってくるが分からんね
スペイン語 笑笑
スーツケースが大きくて分厚い
どこに行っても迷惑だ
通路をふさぐ
しかし歩行器と共にやってきたおばあちゃんがいて
僕はバスでウロウロする
赤ちゃん車を乗せてやってくる人もいて
僕は迷惑かけて必死で寄せる
そんなわけでまだバス代払えない
やっとどうすればいいのか聞いて僕はジェスチャーを混ぜて工夫して
僕の意思を伝える
誰かは僕にほくそえむ
僕はこの忙しい時にと思いながらにこりとする
前歯が無いことに気づかれただろう〜
やがて運転手が僕を呼ぶ
紙を見せる
H6
なんだ
そうか停留所のことだろう
降りろって言う
わかった分かった そして降りる
僕は走り去るバスを眺める
運転手は前を指さす
僕には何も見えない
H6
前に50メートル歩いて遂に発見
H6
バスの裏の電光掲示板にあった
あ、あのバスに乗ればいいんだ
僕はスーツケースと共に走った
手首が痛くなった
ここで先に出発されたら困るからね
行かないでくれ〜って言いながら僕は走って行った
間に合った
どころじゃない
運転手はトイレから出てきた
誰も乗っていない
前の運転手にこれに乗れって言われたって英単語で言った
運転手は仕方ないかって乗せてくれた
乗って5分ほど経つと出発した
Googleマップの指示通りに道をくねって進んだ
やがて気づく
Googleマップとは違う道を走り始めている
異変に気づく
次の交差点で止まった時に運転手に
僕はここに行きたいんだって見せる
僕の顔を見ながらそこには行きませんと、、、
それを聴いていた男2人も笑いながら
僕に同情する
同情されてもなと僕は思うがニヤリと笑ってあげる
悔しいからハイタッチでもしたいが僕の心は晴れない
天気は素晴らしい晴れだ
日光浴は気持ちいい
僕は次の停留所で降りる
さてとGoogleマップで行きたい駅をチェックすると歩いて15分だ
なんちゅうことはない
俺はな この間100分も歩いたんだ
自分に言い聞かせる
楽しい歩きの時間である
青空、気持ちのいい日光浴
僕は体調はいい
まだ死んでいない
生きている
スーツケースを連れてガタガタと歩く
ときどきつまづく
共に倒れそうになる
スーツケースが重いと僕も倒されそうになるね
重力とか考えてみる
なんとか日が落ちる前につけばいいのだ〜
Don’t cry!
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