円空さんって
1632年生まれで、僕の先輩です。
まあ、皆さんの先輩でもありますね。
僧で、仏像彫刻家で歌人。
生涯で12万体の仏像を彫りながら旅したアーティスト
ですね。
謎を秘めた生涯 って パンフや本に書いていたけれど
僕にとっては謎に思えない。
若い頃に洪水で母を亡くした。
だから母に対する思いは、ずっと強かったと思う。
それで、その霊に報いるために、
祈りの人生に入ったと思う。
僕には間違いなくそう思える。
やがて、自分の母だけでなく、
多くの父、母に元気で幸せに暮らして欲しいと思えるようになって、
まだ見ぬ、諸国を巡り、仏像を彫って寄贈する。
そうすれば、寝食はなんとかなると考えた。
社会的活動と旅
そして仏像彫り
そして思いの発露 歌。
謎でもなんでもない、
この世に生まれて
何か自分を活かしたい
世界を知りたい
と思って、それをせずにはいられない人種が
いると思う。
僕はまだ何も成し遂げられずに
ボソボソと生きているが
円空と同じ精神では生きている。
謎の円空 と言われているけれど
彼の生き方や思いは、僕らのこころの中にある
「旅する人生」を実行しただけと思える。
謎でもなんでもない。
しかし
それぞれの仏像の目や口、頭のデザインなどは多種多様で、
遊び心と慈悲に溢れている。
しばし、空想の中で僕は円空になったよ。