明治時代に石塚左玄さんという医者がいた。
食育を唱え、陰陽論を展開した。
彼の考え方は
食本主義
「食は本なり、体は末なり、心はまたその末なり」と、心身の病気の原因は食にあるとした。
人類穀食動物論
人間の歯は、穀物を噛む臼歯20本、菜類を噛みきる門歯8本、
肉を噛む犬歯4本なので、人類は穀食動物である。
身土不二
居住地の自然環境に適合している主産物を主食に、
副産物を副食にすることで心身もまた環境に調和する。
陰陽調和
当時の西洋栄養学では軽視されていたミネラルのナトリウム(塩分)とカリウムに注目し、
さらにそのバランスが崩れすぎれば病気になるとした。
一物全体
一つの食品を丸ごと食べることで陰陽のバランスが保たれる。
「白い米は粕である」と玄米を主食としてすすめた。
というものである。
あまりに簡単にまとめすぎたが
こんな考え方があるのかと、思ったものだ。
僕は20歳に野球で膝を複雑骨折し
その後半年後に尿管結石を患った。
それ以来、少しづつ健康と病気について学んできた。
気づいたら30年以上過ぎているが
風邪しかひいたことはない。
食に関しては、通信簿4くらいで、普通よりは気をつけているが、5ではない。
こころは何度も折れそうになったが、最後はなんとかなるというおまじないと、いつか大物、的な過剰な自信で乗り切ってきた感じだ。
食を少し学ぼうと思い始めたのは、尿管結石でジタバタした後だ。
そのうちに、なんか陰気臭い健康食品店に入る。
何だろう、この雰囲気。笑
しかしその店の中に小さな本棚があり、マクロビオティックという雑誌があった。
そして石塚左玄さんを知り、マクロビオティック創始者の桜沢如一さんを知る。
そして食と宇宙についての様々な考え方を知ったのだ。
こんな考え方もあるのかと。
心理学、社会学、教育学、政治学を多少学んでいた僕だったが、今までにない食と宇宙の融合学に興味を持った。
マクロビの学び、面白かったです。
ここから食養の巡礼が始まったのでした。
20160923
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