僕はバルセロナのゴシック地区に居る

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今は夜中の3時半だ 日本時間では13:30だ
つまりヨーロッパ人は寝ている
日本人は真っ昼間だ
身体はまだ日本人だが
今2時間の昼寝をしたおかげで僕の身体はややヨーロッパ人になりつつある
僕の身体時計はこの闇を感じている
身体が満月から新月に向かっている

僕の昼は黒になりだんだんと白は灰色になっていく
やがて黒白逆転し、身体はヨーロッパ時間に染まっていく
身体時間は新幹線や飛行機でも変わっていく
僕らは1時間4キロで歩く
しかし新幹線では50倍、100倍
飛行機では200倍 300倍で身体時間が変えさせられる
身体は数時間かけてそれを調整していく
身体は常に変化する
そして起源の状態に戻してやがてなにもなかったように
調整する
これをホメオシタシス恒常性維持と呼ぶ
僕のヒーロー ルネカントン博士はそれを病理生理学で実証した
ダーウィンを超える生命の進化論を唱えたが残念ながら
石油化学物質を使うクスリ産業の勃興と時代が重なった
不幸なことに映像、出版メディア産業の革命的進展とも重なって
ルネカントン博士の真実医療は封じ込められた
それをなんとか残そうと、未来につなげようとしている人も
歳月の流れ、時間の彼方に遠く押し去られつつある
僕が今回スペインの地中海海岸に来たのにも意味がある
まもなくルネカントン博士が死んで100年となる
細胞がこの海に誕生して10億年以上経った
宇宙からやってきた元素たちはこの地球で、この海から細胞を作り出した
その細胞はいつも起源の海水濃度と生まれてきた44℃の温度に
身体を戻そうとする
細胞さんたちは、自分が生まれた環境を知っている
それを陸上に暮らしても求め続けた
どんな草食動物も塩を探し回る
人間はその飽くなき塩願望を果たすべく
やがて海水から塩を手作りした
そのおかげで身体を起源の最高の環境にする術を得た
なぜ僕たち人間が携帯電話を発明できるようになったか
それは身体を海洋ミネラルでいつでもどこでも摂取できるようにしたからである
僕が携帯電話をワルシャワの42番ゲートに忘れたのは
塩不足だったから  笑笑

2023 2/13

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