それを2切れ食べながら
能登の日々を思い出す
友人は実家の崩壊をよそに道路の整備を始めた
友人は倒れた茅葺古民家の再建のクラファンを考えている
地震は能登で1000回以上起こっている
僕は鯖の糠漬けを食べている
そして痛めた脇腹を糠酵素塩で治療している
贅沢はしていないが
僕は贅沢である
生きていて食べている
祈るが笑う
ひとりでブラックジョークを飛ばして笑う
僕は笑う
不謹慎だが僕は今を楽しんでいる
きっと僕も見舞われることがあるだろう
その時は身体が動く限り石を運び
土砂をすくう
でも今は楽しんで生きる
少しのお金を送りながら
金で済ませる
僕は今日は宮古島に避難所をつくることを考えた