食事は自然でシンプルに食べる。
それが基本です。
生を食べるのは必須なことです。
そこに消化酵素があるからです。
以下は、友人からのメッセージです。
今日はドイツの食文化について少しお話しますね。
こちらでは、温かい食事 ( warmes Essen)、
冷たい食事 (kaltes Essen)という言い方があり、
火を使って調理した温かい食事 を1日1回、それ以外の2回は、
火を使わず簡単に済ませるという習慣があります。
たいていの方が昼食に温かい食事をとります。
我が家の場合、娘は幼稚園で、息子は小学校で、
そして旦那は会社で温かい食事をとっています。
昼食を冷たい食事で済ませた方は、
夕食にスープなど温かい食事をとっているようです。
では、冷たい食事の夕飯は・・と言うと、
スライスした黒パンやライ麦パンと一緒に、
薄切りのソーセージやハム、レバーペースト、チーズ、
それから生野菜(パプリカ、キュウリ、トマト、ニンジン、アボカド、ラディッシュなどなど・・)を
ナイフとフォークを使って食べます。
ドイツでもハンブルクなど北の方では、
スモークサーモン、他に燻製の魚、ニシンなどのマリネ、などなど魚も多く食べられています。
この
「夜に冷たい食事で簡単に済ませる食習慣」
は昔から続いています。
寝る前に大量に食べない習慣は、
健康に対するドイツ人の考え方と関係していて、
胃に負担をかけないためだそうです。
昔からの習慣を続けている理由に、
「夜にキッチンを汚したくない、洗い物を増やしたくない」、
「キッチンに時間をかけずにゆっくり本を読んだりして過ごしたい・・」、
などの理由をあげる方々もいます。
ドイツに引っ越ししてきた当初は、
温かい食事を昼と夜と2回は取りたかったのですが、
体が慣れてくると夜に冷たい食事で軽く済ませると
確かに胃がラクになる感覚を覚えました。
また、ドイツは就労開始時間、就学開始時間が早いので、
子供達はそれぞれ
幼稚園、小学校に軽食(朝10時過ぎ頃にとるおやつ)を持っていきます。
この中身も昔からあまり変わらないようです。
とてもシンプルで、沢山の果物と野菜スティック、またライ麦パン、
全粒粉パン、オーツ麦入りパン、ナッツ入りパン、スペルト小麦パン・・
(パンの種類は無限です)のサンドイッチなどを持参します。
日本に居た頃は、沢山の料理本を参考に、
子供たちのお弁当から日々の夕飯まで、
毎日色々と品数も多く料理していましたが、
こちらにきてからすっかりシンプルに変わってしまいました。
最初はやはり食事のワンパターンさに味気なさも感じていましたが、
素材の味をそのまま楽しんだり、粗食に慣れることも良いかな、と思い始めました。
それより何より、主婦としての空き時間が増えるのが有難いことです(笑)。