鉢のひと刺し

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鉢のひと刺し
痛あ〜
痛あ〜
足が床に着く瞬間
そこに3センチ近い大きな蜂が居たのだった

そうだあ ビーナスブルー
何度も塗った〜
そうだあ アマテラス〜
きのこ容器からドバッと乗せた
ビーナスブルーの液でアマテラスは濡れた塩になった
手で抑えるしかなかった
蜂はのそのそ歩いている
蜂も命がけ
エネルギーを使い果たしたようにヨタヨタ
僕は手のひらで塩を抑えていた
手の指まで痺れる
蜂の毒素が指の爪のあいだから入っていったような
うーむ
神宝塩が勝つに決まっている
中和されていく
腫れはしなかった
しかしピリピリ痺れるね
買い物に行こうとしていた
少し休んでいよう
そしたら森林伐採薪屋さんが来て
未来について打ち合わせ〜
彼らも蜂には刺されたりする〜
神宝塩が役立つか
打ち合わせが終わって買い物した
もう治ったのか
それから夕食 ビール ワイン
これからお風呂に入るが、しかしまたまたピリピリ、ピリピリ
腫れはしていないが、まだ毒さん頑張っている、いや免疫細胞さん頑張っている
トクホンのような貼り薬があればアマテラス、竹塩塗ったくって貼るんだが
年中草履で靴下も一足もないな
ガムテープもないな
タオルしかないな
布に味噌を塗る
そこに神宝塩アマテラスを振る
それを患部に当ててタオルで巻いて結んで寝た
朝起きたら何も痛くない
完全に終わっていた
完璧に治っていた
と言うわけで神宝塩があれば蜂に刺されても安心
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