今日は目的地セレの奥の村へ

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セレに宿が一軒だけ空いていた
ブッキングコムでは
でも4人部屋で20,000円くらいなのでやめた
1人だし
視察するところはセレの街を離れた別荘だから
セレでなくてもいいと思い
アメリー村へ
宿は取れた 2泊
110€くらい 1泊8500円くらいか
これが1番安かった
毎回1番安いとか泊まっているね
お金持ちなのにね 笑笑
高級な素敵な宿に泊まると貧乏な宿が嫌になるし
20代にやりたかった海外放浪の真似っこ
バックパッカーならいつもドミトリーだ
でもドミトリーはできれば避けたい
それでその上のランク、個室で安い宿を選んでいる
しかしだからこそ困難も発生する
安い宿にはその理由があるからだ
円が弱いのもある
日本はGNPは世界4位だが、豊かさでは30〜50位くらいだという
難民よりはマシだが、豊かな国の後ろにいる
下を見ればキリがない
僕も難民の1人だったら掘立て小屋で暮らし、食を探しているだろう
ホテルにタオルがない
宿がうるさい
上のベッドの隣人がうるさい
全てなんちゅうことはない
昨日も3時間近くごった返す駅にいたが
フランスの庶民2人と会話した
僕がスーパーで買い物してホテルで食べるのが好きなのは
品質がいいものを食べたいからだ
そして生食を多くしたいからだ
そこに塩をいっぱいかけて食べるのが好きだからだ
味付けは自分の好きなように
レストランの材料よりいいものを食べたいからだ
とはいいながらレストランも使う
昨日も寿司屋に行った
韓国人か中国人の店だ
だいたい日本人がやっている日本食レストランは少ない
海外でのチャレンジ精神は彼らの方が強いような気がする
中国人は特に
中国で溢れたら海外だ
一攫千金目指して
僕は熟年おじさんだ
モタモタしていると爺さんと呼ばれる
青年ではないことはドミトリー宿泊でよく分かる
僕は僕の人生を僕自身で愉快にするしかない〜

また困難である
ルルドからいよいよ地中海側の都市に向かう
ナルボンヌ
トゥールーズ、カルカッソンヌなどの街も歩いてみたいが
今回は辞めることにした
目的のセレに着いて物件を確認することを選択
そのうちに行けるだろうから
もちろん命などいつ終わるかも知れないからこれが最後かもとも思うが
選択するしかない
今日は何かとつまらぬような小さな沼に落ちる
まずは切符 当日の最後の席なのか71、5€もかかる
知り合いがネットで探すと56€なんだが
腑に落ちないが仕方ない
行き先が決まったので宿を取る
100€で2〜3件はあったのに
68€のアパートを予約した
これが失敗だった
鍵はまた探さなければならない
その情報の前に別に100€をデポジットしてくださいと
そしてサイトに行って手続きするとカード2枚とも拒否された
デポジットができないと泊まれない
そして送られてきたメールには友人によれば
シーツもタオルも別料金
少なくても11€プラス
これなら100€のホテルでよかった
しかしキャンセル不可 返金不可だ
リスボンのソプラノ歌手に相談しているがらちがあかない
電車を降りたら再度 カードでデポジットできるかやってみる
フランスの電車はどこの車両に乗ればいいのか僕には分かりにくい
014号者の045 と書いてあるがそれがどこなのかも分からず
ともかく空いている席に座っているがいまいち落ち着かない
そこに宿の予約が完結しない
言い聞かせる
10,000円をどっかに落としただけだ
命には何も影響ない
またホテルを取ればいいこと
損したが儲けたと思えばいい
おいどうやってそんな思考ができるんだと反論されるが
あれだけ店で朝から酒を飲んでくっちゃべっているのに
電車では誰も酒を飲んでいない
日本ならあちこちでプシュってビールの缶を開ける音が聞こえるのに
弁当やお菓子、お土産を持ってくるサービスもない
車両は2両程度でしかつながっていない
ところで僕のスーツケースにはワインがある カップもある
さて飲んでみるか
ああ、いいねって微笑んでくれるのかなあ
結局飲まなかった
やっぱり困難は続いた
トゥールーズで乗り換え
そしたら25分遅れると表示があった
その表示を読むのも大変だが
どの電車が何番に着くか 何番で乗れるかはその時次第だ
そして待っていると今度は1時間待ちとなった
待っていると今度は2時間待ちとなった
駅員を探してもいない
僕も駅でなんとか席を見つけて待つ
2時間半待ちになった
もうキャンセルにしてトゥールーズで泊まろう
50%以上は払い戻される
そして並ぶ ここも1時間近くかかりそうだ
やっぱり乗ろうか
でも疲れた ホテルを探す
駅から歩けるような 13分歩けるところに74€であった
これを選択
僕の巡礼は今日は終わり 宿も電車もうまく行かなかった
トゥールーズの神様はお前はここに留まれっと言ったようだ〜

ルルド巡礼
世界中からやってくる
人いっぱい
賑やか
僕はこころを整えて
静かに祈る
僕しかいないかのように

8月7日  

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